Artist's commentary
【天津風】禍の風、横須賀に吹く【悪堕ち】
突如として響いた、轟音。
巨大な牙のようなものが突き立てられ、横須賀鎮守府は騒然となった。
続いて母港へなだれ込んで来た、おびただしい数の敵艦。
応戦しに出撃した艦娘たちは悉く沈められ、殺到した輸送ワ級に次々と収容されてゆく。
急速に拡大する損害は、当然のごとく提督が指揮を執っている執務室にも及んだ。
強固な装甲板に保護されていたはずの壁がいともたやすく打ち崩され、
崩壊した壁の向こうには見知った…いや、見知っていた筈の顔。
敵地へ出撃していたはずの秘書艦、天津風が、変わり果てた姿で佇んでいた。
彼女は瞬く間に提督を拘束し、そして…
「第一艦隊旗艦、天津風…いいえ、今は『魔天棲姫』とでも名乗っておこうかしら?
お待たせ、あ・な・た♪
…いい風でしょ?あたしが腕を振るえば、それだけであの子たちが吹き飛ぶの♪
戦艦だって目じゃなかったわ。ほら、あそこで私が産んだ可愛いワ級に呑み込まれてるの…長門じゃないかしら?
ビッグセブンともあろうものが…くす、無様ね。
あなたも…あは、こぉんなにしちゃって…ホラ、ほらぁ。こんな風に足で挟んでグリグリされるの…いいでしょ?
あたしのおまんこ、よく見える?ふふ…凄いでしょ…。ずっぽり挿入って…あん♪
これ、あたしの新しい"ご主人様"のと同じサイズなの。出撃してても一つでいられるように…って♪
え?どうしてこんなこと、って?
…そうよね、気付かなかったわよね?あたしね…ひと月前、電…あそこにいる『隷電棲姫』に沈められて以来…
ずぅっと…出撃のたびに『あっち側』でとってもイイこと…されてたの♪
くすくす…驚いたわよね?一度連れられてったら、無意識のうちに『あっち側』に向かうように暗示されてたんだって…
だからあたし自身も覚えてなかった。出撃するたび艦隊のみんなに隠れて…すっごいこと、されてたってわけ♪
最初はワ級の中に取り込まれて、全身でいやらしいことが出来るように作りかえられたわ。
乳首も、口も、アソコ…おまんこと同じくらい感じるようにされて、手のひらや腋の下、首筋…
おへそですらイけるように、アクメできるようにされちゃったの…♪
今では風が吹くだけで…んぅ♪きもっ…ち…いい…♪
…その後は、あたし達の"ご主人様"と、初めての一夜を共にしたの。
初めては痛い、って思ってたけど、全然違った…
…ケッコンした、あなた以外とするなんて…死んでも嫌だった。本当よ?
でもその一晩…たった一晩だけであたしは…あたしの身体は、"ご主人様"専用に躾けられてしまったわ。
だって…凄いのよ?鎮守府に帰投して暗示で記憶が消えてても、無意識にセックスのことが頭にあるの♪
記憶を操作されてても"ご主人様"とのセックスだけはおぼろげに、最高の快楽として頭に焼き付けられて…
次の出撃を心待ちにして、出撃するたびに"ご主人様"に抱かれて、お腹の中に精液たっぽたぽに注がれたまま帰投して…♪
あぁ、そうそう…この前響が轟沈してしまったじゃない?
あれ…実はあたしがやったの。
他の皆に気付かれないように、後ろからそっと…ね?
あの時は暗示にかかってて意識はなかったけど、あの子を沈めたとき…あたし確かにイってたわ…すっごく、気持ち良かった…♪
もちろん、その響も来てるわよ?雷と…あと暁も♪あたしと同じ、"ご主人様"から素敵な力を授かってね♪
さて…ここまで言えばもうあなたでもわかるわよね?
この前の出撃で"ご主人様"に抱かれたあたしは…
これまでの出撃のこと…響を沈めたこと…ぜぇんぶ、思い出させて貰っちゃった♪
あたしの頭の中で全部の出来事が繋がって、もうあなたの元には戻れないんだ…って自覚したとき、変化が始まったの。
ひと月もの間注ぎ込まれ続けた"ご主人様"の精液…
あたしの一番大切な場所に沁み込んだそれは既に全身に回ってて…
くす♪せいかーい♪この格好、この艤装は、そうやってできたの。
あなたに貰った安っぽい指輪じゃなくて、深海の技術で作られた、二度と外れないケッコン指輪が嵌められたあたしの花嫁衣装♪
"ご主人様"の奴隷艦として永遠の愛と服従を誓ったあたしは、こうして電や響と一緒に帰って来たってわけ♪
…っ!!
ちょっと…いつ射精していいって言ったの!?島風より速いじゃない…。情けない。
それに…量も、濃さも、ニオイまで…どれを取っても"ご主人様"には遠く及ばないのね…。
こんな男とケッコンして…あまつさえ愛し合おうとすらしてたなんて…
…ふん、まぁいいわ。サイズだ・け・は合格点だし、他の深海艦たちの性欲処理用として飼ってあげることにするわ。
感謝なさい?他の男どもはみぃんな、あたしの可愛い子供たちが始末してると思うから。生き残ったのはあなただけよ?
さぁ、行きましょう?冷たくて暗い…海の底へ…♪」