![haruna (kantai collection) drawn by carmine_(ucdio)](/cdn_image/sample/17/30/__haruna_kantai_collection_drawn_by_carmine_ucdio__sample-173005ee9148ba92ef0c330af766569c.jpg)
Artist's commentary
仮眠室にて
時系列は少し遡り、提督が榛名を妹だと気づく直前の事。
ある日の夜の事、本日の業務もすべて終わり、艦娘たちが各々の家路についた後のことである。
残っている仕事を片付けるために執務室に戻った提督であったが、隣の仮眠室から何やら物音がする。
泊りの作業になるとよく利用する、実質提督専用の宿泊部屋のようなところだが、ほかの人物が使うことなどほぼない。
何事かと思い、扉に近づくと中から声が聞こえてくるではないか。耳を澄ませてその声を聴くと、それは秘書官である榛名の声であった。そして彼女はひたすらに「兄様…ッ。兄様…ッ」とうわごとのように繰り返す。
提督の背筋を奇妙な感覚が走る。それは悪寒であり、確信であり、そして性的興奮も混ざっていたと思う。
何年も前に生き別れとなった妹の面影を残していた彼女、長らく気のせいだと自分の中で誤魔化していたそれが確信となった瞬間であった。
出会ってからずっと自分に良くしてくれていた彼女にそういう感情を抱いていないと言えば嘘になる。というより女性に免疫など殆どないのだから仕方ない。だが立場上、彼女らとそのような関係になることは避けるべきであり、それが妹の面影を残した女性であるならばなおさらであった。
だがもう遅い。気が付かないようにとしていたが、気づいてしまった。
無意識的に扉を少しだけ開ける。僅かに開いた隙間から仮眠室の中の光景が視界に入る。これ以上はいけないと理性が叫んでいるが、抗いがたい自分の中の欲求がその行為を止めようとしてくれない。
背徳感が提督を苛むが、皮肉なことにそれが自分の性的欲求をこれでもかと後押しし、そして気が付けば…
「ッ!誰ですか!?」
悲鳴にも似たその声に驚き、反射的に扉を押してしまい、気が付けば扉は思い切り開いてしまっていた。
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