Artist's commentary
隠れてコソコソ76(仮)
恭介が越してくる前の時間軸の話。臨時の中年教師持田は喫煙目的にて学園の屋上へ向かった際、喫煙していた鮎川まどかと鉢合わせる。持田は喫煙にかこつけて鮎川に悪戯しようとするが、鮎川の思わぬ言動により奇妙な協定関係を結ぶ事になった。
それからしばらくの間は平凡な日々が続いた・・・・
持田:「あいつめ、あの日以来何も言ってこないな・・・やはりその場しのぎのデマカセか・・・」 不機嫌そうに呟きながら教室へ入る。
持田:(お、珍しく鮎川が来ておるな・・・)鮎川の存在に気付く。
授業を始め,教科書を朗読しながら教室を回る持田。内心ソワソワしつつも平然な態度で持田は鮎川の席に近づいていく・・・。すると持田のいる方へ消しゴムが転がった。
まどか:「先生、消しゴム落としちまった」消しゴムの方に指を指した。
持田:「全く・・(ん?・・これは・・・?)」怪訝そうな表情で消しゴムを拾おうとした時、中にメモが入っているのに気付く。
(チラッ)鮎川は目で合図を送る。何かを察した持田はポケットにメモをしまい, 消しゴムを鮎川に返した。
まどか:「サンキュー、先生」と不敵な笑みを浮かべて受け取った。
・・・キーンコーンカーンコーン・・・・終業のチャイムが鳴り響いた・・・
-放課後-
持田は誰にも気付かれないよう急いで屋上に向かう。屋上へ着くとそこには夕日に佇む鮎川の姿があった。
まどか:「ようやく来たか・・・遅いから帰ろうかと思ったぜ・・・」持田に気づき悪態をつきながら振り向いた。
持田:「急な会議が入ってな・・・全く,いきなりあんなメモで呼び出すとは・・」
まどか:「ちょうど煙草が切れてたし,それにこの方がよりスリルがあって良いだろ?」
持田:「・・・ホレ。この銘柄だろ?」箱から1本煙草を差し出す。
煙草を楽しむ二人。
鮎川はふと持田から送られる落ち着きない目線に気づいた。
まどか:「・・・そう焦るなよ。このスケベ」呆れたように言い放つ。
そしてついに鮎川の煙草が吸い終わった。
「フゥー・・・ホラ、次はアンタの番だぜ。好きにしなよ」ぶっきらぼうに持田の方へ体を向けた。
持田はふと前の出来事での言葉を思い出す。
持田:「(よぉし・・)折角だ鮎川。お前さんに“オトナな行為”ってヤツを教えてやろう」
すると鮎川の顎に左手を添え口づけし、タバコ臭い舌を忍ばせた。
まどか:「・・・んっっ!・・・」唐突な行動に思わず声を漏らしてしまった。
「んんっ・・ちゅっ・・んふっ・・んんんっ・・・むちゅっ・・・」
持田に蹂躙されつつ口内を唾液と煙草の臭いで満たしていく。一度キスをやめると二人の口から唾液の糸がネットリと滴った。
まどか:(んん・・・はぁ・・・これが大人のキスか・・・)
持田の"オトナな行為"に翻弄され頬が紅潮させていた。
持田:(良い反応じゃあないか鮎川,これはイケそうだな・・・)
手ごたえを感じた持田は添えていた左手を離し,鮎川の右胸を持ち上げるように掴み指先で楽しんだ。
持田:「フフフ鮎川よ・・・やはりこの胸は校則違反だぞぉ・・・」
まどか:「っ・・・全く,こんなモノの何が良いんだか・・・」生意気な態度を取りつつも鮎川はさらに息を荒くし,無抵抗に胸を弄ばれ続ける・・・
鮎川の様子を察した持田はさらに反応を楽しもうと,右手の煙草を置き両手で彼女の胸を鷲掴み,鮎川の豊満な乳房を堪能するかのようにじっくりと揉み始める。
―ピン・ポン・パン・ポ――ン―
「持田先生、持田先生、至急職員室までお戻りください」
持田:「クソッ・・・こんな時に」と渋々鮎川の胸から手を離した。
まどか:「残念だったな。なかなかスリルがあって楽しめたぜ」制服を整え毅然な態度で口を拭う。
持田:「(あの反応からして鮎川も・・・)誰にも見つかるなよ」高ぶる欲情を抑えつつ職員室に戻った・・・。