This post was deleted for the following reasons:
- Unapproved in three days -
This post was appealed:
- High quality fan art of popular classic character from vintage anime series from the eighties - Kronnang Dunn -
Artist's commentary
#2 Countdown
TV版超時空要塞マクロス第2話『カウントダウン』。しかし初放送時は第1話『ブービートラップ』と合わせてマクロススペシャルとして1時間立て続けに放送されたので、リアタイ世代としては未だに2本合わせて第1話のイメージが強いですね。実際制作班も第1話とかなり重複しており、前回に引き続き、劇場アニメ並のクオリティが担保されています。ミサイルだけが板野サーカスではない!有名なヌルヌル動くミンメイ空中救出シーンもこの回だし、その後彼女が発する『命と髪の毛なら大事なのは髪の毛!』という言動も見事に80年代初めの新時代の気分を表現出来ているというか、若いスタッフの起用が完全にプラスに作用していたんだと思います。この回の白眉はやはりこの一連のシーンだと思いますが、その少し手前、「逃げろ!」の声と共にリガード隊からの追撃ミサイルを中空で撃ち抜いていくフォッカーのVF-1Sバトロイドの丁寧な絵が丁寧に動く気持ちよさ。その後画面一杯に突進していく輝のガウォークが上下反転した画面を奥へと逃げる実写映画のカメラ撮影を熟知していないと組めないカット割り(板野仕事でしょうか?河森仕事でしょうか?)、眼下に街並みが広がる中、ミサイルから逃げ惑う輝のバルキリーのレイアウトとしての完璧さなど、『ヤマト』『ガンダム』を通過した新世代がさらなるアニメのクールとリアルを追求しているようにも映り、今の大人の肥えた目で見てもニマニマしてしまいます。この後タイト過ぎるスケジュールから制作、作画、動画の遅延が多発し、また海外外注回とのあまりにも大きなクオリティ差など問題も頻出していくのですが、それは後から振り返ってみて分かることで、当時小学校低学年だった僕は本当に毎週楽しみで観ていました。あまり各回の落差を感じなかったのはやっぱりこのマクロススペシャルで見せた斬新でカッコいい変形ロボット、アニメなのに身近にいそうな可愛い女の子達のイメージが本当に強烈だったからかもしれません。