Artist's commentary
はだかの女王さま②
前回の続きです。 貴族階級の1番高級な礼服は「馬鹿には見えぬ服」という法律が施行された数年後。大いに恥じらいながらも女王と共に初めてこの「服」に袖を通す名誉を得たあの側近の女騎士は、今では女王の懇願により上流階級の少年少女たちへ礼儀作法を教育する役職も兼任することとなっておりました。 今の生徒を受け持って1年、ごく一般的な作法を教育するなかで打ち解けて慕ってくれるようになった少年少女も多くいる中、今日は初めての最上級礼服の着つけの授業です。 ……何度見てもこの瞬間の彼女の表情と生徒たちの表情がたまらないわぁ、と呟く覗き見中の女王さまなのでしたとさ。